SAKEMARK復興支援活動〜山陽盃酒造

 

2018年11月8日午前、「播州一献」で知られる兵庫県宍粟市の山陽盃酒造が火事により大きな被害を受けました。

以前から山陽盃酒造さまからはSAKEMARKへのお申し込みをいただいていて、ラベルの到着を待っている状況だったので、サケネスで検討をして、なるべくはやくバッジを作り、支援を行うことを決めました。

数日後、東京青山で11/17に行われるイベントに出られるという情報が入り、我々もちょうどそのイベントには納品で出向く予定だったので、その場でバッジ製作の許可と支援の話をまとめようと考えました。

しかしラベルをまだいただいておらず、連絡して催促できるような状況ではありません。また、イベント当日にラベル送付のお願いをしたところで落ち着いてからという話にしかならないのは明らかです。

実は私中村は播州一献の壷阪さんとは少々縁があり十数年前からの知り合いです。なので買って飲んだ播州一献のラベルのスクラップを大量に持っていました。もちろんこれを使ってデザインを起こすことは無断引用なので普段は絶対にやりませんが、状況的に急いだ方が良いですし、公開する前に本人から許可を頂けば問題ありません。まずは試作品を作ってその場で許可をもらおうと考えました。

当日、壷阪さんは遠目から私を発見して近寄ってきてくれました。開口一番、ラベルをまだ送れてなくて申し訳ないと。まずは元気そうで何よりでした。そしてすぐに持参したバッジを見せて早口で説明し、支援バッジをお送りすることや、この場で仮契約を結び即販売を開始するなどの許可を頂きました。

試作品をチェックしていただいたところ、このままで全く問題無いと言われましたので、この試作品をすぐに販売する運びとなり、その場にいたお客さまにご購入いただいていたようで何よりでした。

この時は大変な混雑で言えませんでしたが、今回製作したバッジをできれば地元に持ち帰っていただいて、頑張ってる従業員の皆さんの小さな励みにでもなればとの思いで作りました。

壷阪さんにもとても喜んでいただいてなによりでした。と同時に他の支援も本来ならばこれぐらい早いタイミングでやるべきと自省の念が湧き上がります。

今回は旧知の仲であったことと、前もってお申し込みをいただいていたことで迅速な支援が行えましたが、そうでない場合にもよりよく活動できるような仕組みを考えていきたいと思います。

播州一献の壷阪雄一さん、関友美さん、お忙しいところありがとうございました。これからも体に気をつけて頑張ってください。応援しています!

翌日、人づてにこの時差し上げたバッジはすぐに売り切れたと聞きました。SAKEMARKでも近日中に販売を開始します。

2018年11月 サケネス代表理事 中村克己

※青山のイベント会場で販売されたSAKEMARK。写真は播州一献の関友美さんからお譲りいただきました。


投稿日

カテゴリー:

投稿者:

タグ: